奈良のことではない本

この「鏡清澄の最新情報」では奈良の寺や行事を中心に情報発信していますが、今回、奈良の話題ではない本を私が出版しました。仕事の絡みで少し勉強してきました「人権」に関する本です。

小説『迦陵頻伽 奈良に誓う』の続編や奈良に関するエッセイなどの本を期待して下さっていた方には、分野違いの本で申し訳ないのですが、鏡清澄の話題としてご報告いたします。

本の題名は『企業と人権 人権学習ことはじめ』

出しました本の題名は『企業と人権 人権学習ことはじめ』です。内容は「人権学習の入門書」で、企業における人権問題を企業活動と人権の両方の側面から述べています。

具体的には、セクハラ、パワハラ、障害者雇用、部落問題、企業の社会的責任などのテーマについて、先人の研究・著作・講演等を参考にしてエッセンスをまとめ、私の経験をもとに考察および提言を行っています。そして、企業活動と人権が相対立するものではなく、一体化して追求する時代になっていることを書きました。

私の考えや経験が多く書かれているところは「第10章 私からのメッセージ」と、その後の「補足説明」です。

小説『迦陵頻伽 奈良に誓う』と相通じる点

全く違う分野の本を書くことは、どうしても勉強や考察が散漫になり内容の深掘りができなくなるため、私は避けた方が良いと思っています。しかし、今回あえて違う分野の本を出しましたのは、『迦陵頻伽 奈良に誓う』と『企業と人権 人権学習ことはじめ』には相通じる点があるからです。

『迦陵頻伽 奈良に誓う』では、時代と場所/分野を越えて真剣に生きる人々の素晴らしさを訴えました。今回の著書では、「人権学習の入門書」という形で、人間のより良い生き方と企業のこれからのあり方を問いかけました。つまり、古都・奈良で自分の心をみつめ、人がしっかり生きようとすることと、人権イコール人間を大切にして、人が生き、企業が活動していくことは、根本のところで結びつくと思うからです。

『企業と人権 人権学習ことはじめ』の出版関連情報

『企業と人権 人権学習ことはじめ』の出版関連情報は次の通りです。

題名    :『企業と人権 人権学習ことはじめ』

出版社    :ブイツーソリューション株式会社

ISBNコード:ISBN978−4−434−16106−3

価格    :1500円+税

販売開始  :12月1日(木)の予定

販売方法  :AMAZONやセブンアンドワイなどのオンラインショップ、および一般書店(取り寄せ)で販売 

AMAZONの掲載URL: http://www.amazon.co.jp/dp/4434161067/

*AMAZONの「なか見!検索」の登録はもう少し先になる見込みです。